つき立ての餅は食感も風味も良いのですが、大きな問題がその保存性。のし餅にしても数日でカビが生えることもあるため、長く餅を楽しむためには、何らかの方法で保存性を高めなければなりません。
餅の保存性を高める有効な方法の1つが急速冷凍。ここでは、餅と冷凍保存の関係、および餅を急速冷凍するメリットをご紹介しています。
通常常温で保管する「餅」ですが、冷凍できるのでしょうか?結論としては「冷凍することは可能」です。しかし餅の状態によっては冷凍するとダメージを受けてしまうこともありますので、充分に注意する必要があります。つきたての柔らかい餅であれば水分をたっぷり含んでいますが、すでに固まっており水分の少ない切り餅などは冷凍する際にひび割れを生じることがあります。場合によっては粉々になってしまう可能性もありますので気を付けるようにしましょう。
餅の保存は常温で、できる限り食べきってしまうのが一番おすすめです。しかしお正月などでたくさんの餅を貰ってしまった場合などには食べきることが難しいでしょう。放っておくとすぐカビが生えてしまうので、そういった場合には空気が入らないようにラップで丁寧に包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しましょう。しっかりと密封することで更なる乾燥を防ぎます。また、食べる際には自然解凍がおすすめです。
餅は冷凍可能ですが、冷凍に際して注意しておきたいことがあります。
餅つき機で自作した餅でしたら冷凍可能ですが、スーパーなどで売られている「常温で固化した餅」は冷凍できません。
自作した餅の中には冷凍庫で凍るための水分が含まれていますが、常温で固化した餅の中には水分が含まれていません。後者のタイプの餅を冷凍した場合、餅にヒビが入って粉々になることもありますのでご注意ください。
自作した餅以外にも、他人からもらった餅や餅屋さんで買ったつき立ての餅などであれば、水分が含まれているので冷凍できます。
ただし、餅は空気に触れると乾燥してしまうため、冷凍する際には餅をしっかりとラップすることが大事です。なるべく空気に触れないよう密封すればするほど、餅の良好な状態が長く維持できます。
なお、冷凍による保存期間は1か月ほどです。冷凍保存自体は数か月から1年は可能ですが、1か月を過ぎると餅の風味が落ちていきます。
通常、餅の保存期間は3日から6日程度と言われており、それ以降はカビが生えやすくなります。しかしつきたての餅を急速冷凍したうえで真空包装することにより、長期にわたって保存することが可能になります。きちんと正しい保存方法で冷凍保存することにより、半年程度という長期間であってもおいしい状態で餅を保存することができます。
餅は非常にカビが生えやすい食品ですので、大量に作り置いて販売することは難しいです。年末年始には多くの需要が発生しますが、それ以外の季節ではなかなか需要が読みづらいことも少なくないでしょう。しかし急速冷凍をして保存することができると、そういった保存期間を気にせず通年販売できるというメリットがあります。つきたての味わいをいつでも販売できるのは大きなメリットになるでしょう。
購入した餅を家庭用の冷凍庫で冷凍する場合、うまく冷凍できずひび割れなどが発生してしまうことがあります。しかしつきたての餅を業務用の急速冷凍機で冷凍すると、生餅の食感と風味をしっかりと閉じ込めることができるため、解凍後も生餅のような柔らかい食感を再現することができます。
冷凍食品は世の中にさまざまなものがあり、解凍が手間なものや解凍と調理を要するものなどもあります。しかしお持ちの場合は常温で解凍することが可能なため、大きな手間はありません。常温で解凍したあとに焼く・煮るなどお好みの調理を行うことで、つきたての生餅のような「できたての美味しさ」を味わうことが可能になります。
餅を急速冷凍するメリットを4点ほど見てみましょう。
餅屋さんなどで販売されているのし餅は、通常、保存期間が3~6日ほど。以後はカビが生えやすくなるため、家族が少人数の場合、やや食べるのが忙しくなります。
一方で、つき立ての餅を急速冷凍して真空包装にした場合、最長で6か月保存することが可能です。
つき立ての餅を急速冷凍することで、実際に食す際、まるで生餅のような柔らかい食感と、つき立て餅特有の風味を感じられます。スーパーなどで市販されている固化された餅には感じられない食感・風味です。
一般的に、つき立てののし餅は餅屋に特注しない限り、ほぼ年末しか手に入りません。また、固化された餅は一年中スーパーなどで販売されていますが、つき立ての餅特有の食感・風味は期待できません。
急速冷凍した餅なら、保存期間が長いからこそ販売期間も長め。良質な状態の餅を通年にわたりお客さんに提供できます。
急速冷凍した餅は、常温解凍してもつき立ての生餅のような柔らかさが再現されます。解凍に際し、電子レンジやお湯を使うなどの手間がかかりません。
一般的には解凍後、加熱して食べますが、そのままでも食べられる点も急速冷凍した餅の魅力です。
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製品名 | 3Dフリーザー (KOGASUN(旧:古賀産業)) |
プロトン凍結 (菱豊フリーズシステムズ) |
トンネルフリーザー (タカハシガリレイ) |
リジョイスフリーザー (米田工機) |
凍眠 (テクニカン) |
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問い合わせ先 |
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冷凍能力 | 8~500㎏/1時間 | 3~300kg/1時間 | ※WEB上に情報なし | 1.5~100㎏/1時間 | 15~650kg/1時間 |
導入事例 | 41件 | 10件 | 17件 | 28件 | 22件 |
設立 | 1969年 | 1999年 | 1960年 | 1973年 | 1988年 |
事例ありの 冷凍可能な食材 |
魚・魚加工/肉・肉加工/菓子/惣菜/パン/麺 | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜 | 魚・魚加工/肉・肉加工/パン | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 |
選定基準:2024年11月12日時点Google検索で100位まで検索した急速冷凍機26社のうち導入事例が多いメーカー5社をピックアップしました。