冷却された金属板で食品を挟み、圧力を加えることで食品を冷凍させるコンタクト冷凍庫。熱伝導率の高い金属板で直接冷却するため、冷却効率の良さが特徴です。ここでは、コンタクト冷凍庫のメリット・デメリットと、主なメーカーをご紹介します。
フラットタンクと呼ばれる金属製の冷却板の内部に-40℃~-30℃の冷却物質を流し、その金属板で食品を挟み込んで冷凍するコンタクト冷凍庫。並べた食品を熱伝導率の高い金属性の冷却板でピッタリ密着して挟み込むため、効率よく凍結を行えます。
スピード凍結でドリップが少なく、食品の品質を維持することが可能。また、食品を挟み込む際には、油圧で食品と冷却板を密着させるので、凍結と同時に成形を行うことができます。袋入り餃子の具材や冷凍パン入りのミンチ、すり身など、平板形状の製品におすすめです。
凍結と同時に成型も行える点は、一方で食材・食品が限定されるという点でデメリットです。ある程度食品を押しつぶしても問題ない食品にしか使えません。
また、エアブラスト冷凍機のトンネルフリーザーやスパイラルフリーザーほどではありませんが、機械が大型なのである程度のスペースがないと設置は難しいでしょう。コンタクト冷凍庫を導入する際には、自社食品の製造ラインや容量が適切かを慎重に検討する必要があります。
食品を加圧しながら凍結するため、ミンチやすり身、餃子・シュウマイの具材、凍菜(BQF商品)、おろし生姜やとろろ芋・液卵といったペースト食品などを扱う工場におすすめです。一度に大量生産ができる上、冷却効率が良く、比較的ランニングコストもかからないのが強み。操作も簡単で、霜取り運転で作業を中断されることもありません。
機械によっては、既存の冷凍・冷蔵庫のシステムと連結もできるので、製品の種類や容量、製造ラインなどを考慮しながら慎重に選んで下さい。
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製品名 | 3Dフリーザー (KOGASUN(旧:古賀産業)) |
プロトン凍結 (菱豊フリーズシステムズ) |
トンネルフリーザー (タカハシガリレイ) |
リジョイスフリーザー (米田工機) |
凍眠 (テクニカン) |
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冷凍能力 | 6~400㎏/1時間 | 3~150㎏/1時間 | ※WEB上に情報なし | 1.5~100㎏/1時間 | 14~560㎏/1時間 |
導入事例 | 21件 | 10件 | 4件 | 17件 | 16件 |
設立 | 1969年 | 1999年 | 1960年 | 1973年 | 1988年 |
事例ありの 冷凍可能な食材 |
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