メーカー各社がしのぎを削り、高機能の製品が次々と登場している急速(瞬間)冷凍機。 このサイトでは「買い替えを検討中の方」「新規購入を検討の方」に向けて、それぞれおすすめの急速冷凍機をピックアップ。 製品の特徴や導入事例などもあわせて紹介します。まずは無料実機テストを試してから、導入の検討を進めていきましょう。
※2022年1月現在「瞬間冷凍機」という製品は見つからず、ほとんどの製品は「急速冷凍機」と表記しています。(当サイト運営調べ)
買い替えを検討中の方の多くが、主要メーカーの多くが主力としている
「エアブラスト式」もしくは「ブライン式」の急速冷凍機を使用していることでしょう。
この2タイプに関しては、各社が国内外の特許を取得するなどその技術力を活かして次々と高機能な急速冷凍機を開発しています。
これまで大きな悩みであった「食材が限られる」「乾燥してしまう」といった課題も、
今の急速冷凍機であれば改善できる可能性が高いので、ぜひチェックしてみましょう。
食品の対応範囲が
広く低コスト
冷却速度が速く
乾燥しにくい
送風
パウチして不凍液につける
⿂・⾁・菓⼦・惣菜・パン・麺
⿂・⾁・惣菜など
標準的
早い
300万円程度
300万円程度
使⽤電気代
・使⽤電気代
・不凍液の補充代
・冷凍できる食品の種類が豊富
・清掃、メンテナンスが簡単
・冷凍スピードが早い
・乾燥しにくい
・食品が乾燥しやすい
・送風で陳列が崩れることも
・形が崩れやすい食品(ケーキ等)は
対応不可
・食品の梱包(パウチ)が手間になるため、
人件費コストがかかる
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製品名 | 3Dフリーザー (KOGASUN(旧:古賀産業)) |
プロトン凍結 (菱豊フリーズシステムズ) |
トンネルフリーザー (タカハシガリレイ) |
リジョイスフリーザー (米田工機) |
凍眠 (テクニカン) |
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問い合わせ先 |
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冷凍能力 | 8~500㎏/1時間 | 3~150㎏/1時間 | ※WEB上に情報なし | 1.5~100㎏/1時間 | 14~560㎏/1時間 |
導入事例 | 21件 | 10件 | 4件 | 17件 | 16件 |
設立 | 1969年 | 1999年 | 1960年 | 1973年 | 1988年 |
事例ありの 冷凍可能な食材 |
魚・魚加工/肉・肉加工/菓子/惣菜/パン/麺 | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜 | 魚・魚加工/肉・肉加工/パン | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 |
急速冷凍機の相場は300万円~、小型になれば200~400万円と言われています。
決して安くない買い物だけに、用途・目的や使用する食材などをよく吟味して選ぶようにしましょう。
後悔しない買い替えを実現するうえで、参考になるのが各社の導入事例です。
自社の食材に合った事例があれば、導入後のイメージもしやすくなるでしょう。
ここでは公式サイトに導入実例を掲載し、又は冷凍能力の高い製品を扱っているメーカー5社をエアブラスト式、ブライン式に分けて紹介します。
(2021年7月12日調査時点)
(水産加工工場、精肉加工場、食品加工工場、米飯加工工場、和菓子生産工場、果物農家、パン・洋菓子店、総菜店、焼肉店、麺類販売店など)※2021年7月12日調査時点
従来のエアブラスト式フリーザーは、冷気を高速で吹き付けて冷凍を行うため、食品表面が乾燥してしまうのがネックでした。そこで、KOGASUN(旧:古賀産業)の3Dフリーザーは、独自の非貫流熱交換方式(ACVCS)システムを搭載。湿度を保った冷気で包み込むように急速冷凍することで、より高品質な冷凍を可能にしました。鮮魚やフルーツのほか、今まで冷凍が不可能とされていた食品も、品質を維持しながら急速冷凍。凍結による目減りも少ないので、冷凍するための増量の必要がなく、コスト削減を実現することができます。また、機械自体も、着霜が少ない構造で効率的な運転が可能。ランニングコスト削減が見込めます。
今までは、プレハブ冷凍庫に真空パックしたホルモン肉をコンテナに入れて段積み、1日かけて冷凍していましたが、冷凍ムラができ、クレームの原因でした。3D急速冷凍により冷凍処理能力が向上し、高品質、高効率な冷凍で新規顧客の獲得、売り上げ拡大につながっています。
ショールームで実機テストを行い、その質の高さに感激。ライバル店との差別化がはかれることを確信しました。解凍後のドリップや冷凍やけによる変色がない3D冷凍のおかげで、計画生産が可能になり、作りすぎなどのロスがなくなりました。
ふぐ刺しの容器は発泡スチロール製で非常に軽く、他の急速フリーザーでは風で飛んでしまう点が悩みの種でした。3Dフリーザーは優しい風なので、ラックに載せたまま冷凍が可能。生産計画による作業の平準化でコストダウンを実現、販路拡大にもつながっています。
数種類の急速冷凍機を試しましたが、3Dフリーザーだけが美味しい冷凍寿司を実現。どんな解凍方法でも冷凍ダメージなし。油分を含んだいなり寿司も油の劣化がなく、巻寿司の海苔もベタつきなし、酢飯の酢の風味も飛ぶことなく本来の味をキープしています。
おはぎや餅などは乾燥が大敵。表面が乾燥しただけで商品価値がなくなりますが、3Dフリーザーは乾燥なし。しかも微風なので、きな粉餅や大福など表面に粉を振ったものもそのまま冷凍できます。品質の劣化がなく、安定しているので新製品開発にも積極的に取り組めます。
導入のメリットは、冷却中の製品の乾燥を抑えられること。3Dフリーザーの導入後、顧客から「しっとり感が以前と違う、原料を変えたのか?」の問い合わせ。原料を変えずに価格そのままで品質がアップしたことから商品価値が上がり、新規取引の獲得にも繋がっています。
これまで自然冷却での製造だったため、ラックスペースと落下菌の問題にいつも悩まされていました。安全性とスペース効率を目的に、高温から急速冷却できる3Dフリーザーを導入。落下菌の解決とともに、工場内の生産効率が向上しました。
販路拡大のため、地元特産の牡蠣を使った人気のお好み焼きの冷凍に着手。作りたてを熱いまま真空包装してそのまま急速冷凍ができるので、菌の繁殖が抑えられ、安全を確保することができます。品質面でも、生地がふんわりして再現性が高かったので導入しました。
ヨーロッパでは急速冷凍による食材の保存は一般的で、自店に合う機種を探していました。フランス天板仕様があることを知って3Dフリーザーを試しましたが、カスタードクリームまで冷凍できる上、離水も起こらず解凍でき、驚きの中で即契約しました。
蕎麦の生麺を冷凍して、そのまま茹でられるため、製造から提供までの時間が短縮され、繁盛期の対応も計画生産できるようになりました。冷凍のまま配送・保存・茹でまでできるので、菌の発生の抑制など衛生管理も向上しています。
各メーカーの冷凍テストを行いましたが、お店の味を再現できたのは3Dフリーザーだけでした。3Dフリーザー導入後は家庭でもお店の味が再現できるようになり、計画的な生産が可能に。家庭でお店の味を味わえることが口コミ等で広がり、顧客も増加しています。
従来のエアブラスト式凍結機と言えば、冷気を高速で食材に吹き付け冷凍を行うスタイル。このため、食品が乾燥する上、一方向からの風による冷凍ムラが起きていました。KOGASUN(旧:古賀産業)の3Dフリーザーは、フィンコイルに風を戻さない非貫流熱交換方式(ACVCS)を採用しているため、庫内の湿度を高く保つことが可能。食品の水分量を保ちつつ、急速冷凍を行うことができます。また、多方向から立体的に、包み込むように冷風を当てるので、食品が飛び散ることがなく、凍結前と変わらない状態を維持することが可能です。
緩慢凍結では、食品に含まれる水分が氷になる温度帯(0~-5℃)をゆっくり通過するため、氷が大きく成長し、食品の細胞を破ることで解凍時のドリップや、食品の味・品質、旨み低下の原因になってしまいます。これに対し3Dフリーザーは、高湿度冷気で均一に急速冷却するので、氷結晶が大きく成長しません。また、氷結晶が小さいため、解凍時間も短縮することが可能。鮮魚やフルーツなど、今まで冷凍が不可能とされていた食品も、品質を維持した状態で急速冷凍することができます。
社名 | 株式会社コガサン(旧:古賀産業株式会社) |
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本社所在地 | 山口県下関市彦島迫町1-4-10 |
電話番号 | 083-267-2811 |
テストルーム 所在地 |
山口県下関市彦島迫町1-4-10 |
(水産加工工場、精肉加工場、米飯加工工場、総菜店など)※2021年7月12日調査時点
次世代の冷凍技術として自社開発したプロトン凍結技術により、鮮度や色、美味しさをそのまま冷凍することができます。均等磁束・電磁波・冷風をハイブリッドさせることで、従来の冷凍方法で課題となっていた ドリップや離水による食品・食材の品質低下を防止。魚や肉などの生鮮食品はもちろん、米飯や惣菜、お菓子など調理済みの食品も、凍結前と、ほぼ変わらない品質を保つことが可能です。冷凍庫付きの省スペースモデルから大型冷凍庫との組み合わせモデルまで、多彩な商品をラインナップ。大型冷凍庫に設置するモデルは、ニーズやオペレーションに合わせたカスタムオーダーにも対応しています。
チルド流通が主流の畜産業界ですが、弊社では、ギフト品や進物用のスライス肉、ステーキ肉など劣化や変色が早くリスクの高い商品をプロトン凍結して流通しています。 従来の品質を保ち、安定した商品を御客様にお届けできる上、商品のロスを抑えることができました。
猪肉は猟期が決まっていて、1年を通した商品作りが難しいのですが、プロトン凍結機の導入によって年間を通して安定した品質の商品作りが可能となり、 ランニングコストの削減に成功しました。また、不需要部位を使用した新商品の開発にも取り組んでいます。
駿河湾では1,000種類以上の魚が漁獲されます。さらに、弊社の鮮魚荷受部門では全国から魚介類を買い付けし、沼津魚市場で販売しています。生加工品からプロトン凍結を使用した凍結品まで、 鮮度保持、人件費削減、仕入れ・原価安定などに貢献してくれています。
プロトン凍結システムは、鮮魚の冷凍品質向上に大きな効果が認められている、画期的な新技術だと思います。おかげで「旬」の良質なマグロやその他の鮮魚を、 年中安定した品質で提供することが可能になりました。購入いただいたお客様からも好評をいただいております。
おせちの「七寸三段」「八寸三段」の冷凍には、プロトン凍結機を使っています。冷凍であれば1カ月ほど保存可能で、自然解凍でそのまま美味しくいただけます。プロトン凍結機のおかげで、冷凍でも新鮮なままおいしいおせちを提供できるようになりました。
プロトン凍結機を導入し、寿司の冷凍化に取り組みました。最初に商品化できたのが「ひとくちいなり」です。その後、柿の葉寿司・巻寿司・天むす・とんかつサンドイッチと次々開発。「高品質でおいしい冷凍食品メーカー」として、業界からも評価されてきています。
冷風と均等磁束、電磁波をハイブリッドさせたプロトン技術。まず、磁力と電磁波で水の分子を整え、細胞が壊れないように整列させます。その上で、一度にたくさんの氷の核を生成し、大きな氷の結晶に成長することを防止。食品の細胞破壊を防ぐことで、食品・食材の鮮度や食感、風味を保ったままの凍結を可能にしています。通常の凍結技術では解凍時にドリップが発生しやすいイワシやマグロ、伊勢海老などの繊細な魚介類も冷凍保存することができます。
鮮魚や肉など加工前の食材はもちろんのこと、惣菜や菓子などの加工品に至るまで高品質に冷凍が可能。白米や酢飯も「白蝋(はくろう)化」せず美しさを保てますし、粉モノや煮込み料理、ケーキや和菓子なども見た目を損なわずにそのまま冷凍することが可能です。食品が本来持つ鮮度や食感を保ち、添加物を使用しない健全な食品づくりを実現。食品の長期保存ができるため、食品ロスの削減にも貢献が期待されています。
社名 | 株式会社菱豊フリーズシステムズ |
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本社所在地 | 奈良県奈良市大宮町6-3-10 藤本ビル |
電話番号 | 0742-36-9056 |
テストルーム 所在地 |
プロトン凍結機搭載テスト実践トラック「プロトン号」で全国各地へ訪問 |
(水産加工工場、精肉加工場、パン店など)※2021年7月12日調査時点
国内外各地で業界問わず、3000台以上※の納入実績を誇る急速冷凍機です。創業当時はアイスクリーム業界専用機というイメージがありましたが、水練業界や畜肉加工品、パン生地や惣菜など各業界へと販路を拡大。賞味期限の延長、品質向上、省スペース、衛生管理、省エネ・省人化など、お客さまのさまざまな課題や悩みを解決してきました。長年のノウハウを活かしたオーダーメイドにも対応しており、「使いやすさ」を意識した製品づくりを実施。設計・製作から組み立て・施工、メンテナンスまで、スピーディーかつ柔軟に対応してくれます。
※2021年7月時点、公式サイトより(https://www.galilei-tm.co.jp/reason/index.html#reason02)
弊社の製品はアイテム数が多く、フリーザーについても汎用性が必要だったため、衛生面や洗浄性などについて多くの相談をさせて頂きました。一つ一つに真摯に向き合い、共に創る、共に考える姿勢で取り組んでくれて、弊社オリジナルのトンネルフリーザーが実現しました。
冷却能力が上がり、短時間での冷却ができるため、商品の劣化を抑えられる点と、ドリップが少なくなった点で品質の向上につながっています。また、工場全体の大幅な省人化も実現。冷却能力の向上と包装ラインの集約が増産体制を支えています。
商品の特性上、衛生面は非常に重要視したいところ。他ラインのトンネルフリーザーはパネル式で蒸気殺菌ができませんでしたが、今回タンク式のトンネルフリーザーを導入したことで、蒸気殺菌が可能に。庫内の衛生度がグッと上がり、品質向上にもつながりましたね。
トンネルフリーザーの凍結能力や品質の向上は確かなものでした。また、電力消費量の削減が見込めた点もポイントになりました。導入により、食感が良くなりましたね。また、凍結時間が早くなり、生産性が20%アップできたのは大きいです。
名前通り、コンベアを覆うトンネル内で食品を連続冷却・冷凍できる仕組みです。庫内を通過中に冷気を全方向から吹き付け、熱を奪います。エアーバランス方式によって、冷気が庫内から流出しないよう設計。シンメトリーに配置されたクーラーとファンによって、無駄なく効率的に食品を冷凍させることが可能です。大量生産を目的とした冷凍機で、広いスペースが必要なため、主に食品加工工場などで導入実績が豊富です。
CIP自動洗浄+蒸気殺菌や大型ウイング扉など、ニーズに合わせて仕様を選択することができます。CIP自動洗浄では、専用洗剤で庫内を丸洗いし清潔な庫内環境を維持することが可能。各工程とエリアは任意に洗浄時間を設定できるので、洗浄工程を自動化することで、省人化と衛生面の向上を図れます。他にも、圧縮エアでクーラーに付着した霜を吹き飛ばし、クーラーの熱交換能力を維持延⾧するADF装置、除湿されたドライエアにて庫内乾燥を行い、庫内の霜付きを防ぐデシカント除湿といった機能も選べます。
社名 | タカハシガリレイ株式会社 |
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本社所在地 | 大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-18 |
電話番号 | 06-6471-0851 |
テストルーム 所在地 |
大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-18 |
(水産加工工場、精肉加工場、食品加工工場、総菜店、麺類販売店など)※2021年7月12日調査時点
包装した食品を-35℃の液体でーに漬けるだけで、スピーディーに食品を冷凍できる急速凍結機です。畜産・水産・加工食品等ジャンルを問わず、食品加工工場を中心に導入実績多数。最近では、コロナウィルス感染拡大の影響から、中食向け商品などの需要が高まり、販路拡大を狙う幅広い業界からの問い合わせが増えているそう。コンパクトな小型機から大型機、連続式、ホイスト式など、ニーズに合わせて選べる豊富なラインナップを用意。長年のノウハウと、一貫した国内自社工場での設計・製造による柔軟な仕様対応力で、オーダーメイドにも対応しています。
宮崎や鹿児島の南九州で定番メニューとして食べられている鶏のたたきを急速冷凍でお届けしています。 心を込めて手作りした自信のある商品だからこそ、美味しさをそのまま届けたいと思い、味の落ちない冷凍技術を導入しました。
こだわりのかつめしを始め、プロの味を家庭でお楽しみいただける加工済商品と、上質でコスパの良い鶏肉・牛肉・豚肉商品を販売しています。ブランド牛・高級和牛も大量に仕入れることでコストを削減できますし、-35℃のスピード凍結で高品質を保持しながら、他とは違った美味しさをお届けできています。
新規事業として玄界灘で漁獲された新鮮な魚介類を下処理した後、凍結し刺身用として販売するため、リキッド凍結機が必要でした。選んだ理由は、他社等と比較し使いやすく、アフターフォローに期待できたからです。
獲れたての金目鯛や伊勢海老などを、自宅で楽しめる「極冷シリーズ」を展開しています。-35℃のアルコール凍結により、食感や風味、奥深い旨味も再現できるようになりました。食卓だけでなく、お祝いの席や贈り物としても大変ご好評いただいています。
商品の品質を保ったまま長期保存を行い、福祉食の計画生産を実現したい。また、禁止食などはまとめて作って冷凍保存することで業務の簡略化が出来ないかと思い、導入を決めました。期待していた業務改善に加えて、災害などの緊急時用ストックなど、新たな商品の開発にも役立ちました。
導入当初は小さな店舗で設備を使いこなせるか不安でしたが、担当者様のアドバイス、サポートのおかげで活用枠が広がりました。豚骨スープ、チャーシューは仕込みに時間がかかります。凍結により材料のストックが可能になり通信販売、イベント出店も充実できるようになりました。
-35℃に冷却したアルコール液の槽の中に、食品を入れて凍結する急速冷凍機です。一番の強みは凍結スピードの速さ。槽内の低温化したアルコールを撹拌することで、食品をまんべんなく冷やせるため、凍結のムラが起こりにくくなっています。液体凍結の熱伝導率の高さを利用したスピード凍結で、氷の結晶の成長を抑制し品質劣化を抑え、高品質を保持することができます。厚さ30mmの食品でも、約20分で冷凍することが可能。生鮮魚介類に寄生するアニサキスや、旋尾線虫などの寄生虫が原因となる食中毒予防対策としても注目されています。
エアー式の凍結機は、庫内で大量の空気を冷やすため、冷媒を気化させて温度を下げる蒸発器の周辺に、霜が付きやすくなっています。霜が付いてしまうと風の流れが弱くなり、性能が低下してしまうため、定期的に「霜取り運転」をしなくてはなりません。そのたびに冷凍作業を中断する必要がありましたが、リジョイスフリーザーは液体で食材を冷やすため、霜が発生しません。霜取り運転による作業の中断がないので、連続して効率的に使用することができます。
社名 | 米田工機株式会社 |
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本社所在地 | 兵庫県神戸市西区見津が丘1-3-1 |
電話番号 | 078-994-2900 |
テストルーム 所在地 |
兵庫県神戸市西区見津が丘1-3-1 |
(水産加工工場、精肉加工場、麺類販売店など)※2021年7月12日調査時点
株式会社テクニカン代表の山田義夫氏が開発した冷凍システムです。「魚や肉は冷凍すると味が落ちる」「冷凍食品はおいしくない」というイメージを払拭すべく、冷凍技術の向上によって「凍眠」リキッドフリーザーの開発・製造を実現しました。冷気による凍結ではなく、液体の熱伝導の力を利用して食品を冷凍。-30℃のアルコール液で急速凍結することで、風味や食感を維持しています。一番の特徴は、凍眠で凍結した食品を解凍してもドリップが発生しないこと。高品質な冷凍技術で、国内外さまざまな業種で導入されています。
ジビエの加工処理を行っており、年間で450頭~700頭ほどのシカやイノシシを精肉し、道の駅などで販売しています。ジビエは鮮度が第一なので、いち早く処理していち早く冷凍できる凍眠で、鮮度が維持できていると実感できています。取引先のシェフからも鮮度が良くなったと評価頂いています。
広島県・宮島にて、カキの養殖をしています。鮮度保持へのこだわりを徹底していますが、現場でカキの選別を行い、処理が終わった後、すぐさま液体凍結機「凍眠」で急速冷凍することで、宮島で食べるかのような鮮度感を実現できています。
水揚げした魚を即時加工し、凍眠凍結。その日の鮮度をそのまま保てる事にメリットを感じますね。現在は凍眠で鮮度を保ったまま、輸出にも力を入れています。産地加工したものを凍眠で鮮度キープすることで、鮮度そのままで輸送することができています。
凍眠を使えば作り置きが出来る上、仕入れもロスなくできます。まとめて仕入れることも出来るので、良い食材が使えるようになりましたね。レストラン事業以外にもECでの物販をしているので、カレーなども凍結保管しています。
当初、エアブラストで生麺の冷凍を考えていましたが、製品としては脆く、断念しました。しかし、凍眠を使えば半茹での状態で冷凍が出来るため、輸送時の衝撃などにも強くなりました。半茹での状態にすることで、家庭でも簡単に調理が出来るようになった点でも、メリットを感じますね。
冷気にさらす冷凍ではなく、冷たい液体の中に製品を入れることで凍結させるシステムです。ポイントは、液体が持つ、熱を奪う力。熱伝導率の高さを利用することで、-30℃の液体であっても、-100℃の窒素ガス凍結の約8倍※の冷凍スピードで急速冷凍することが可能です。200gの中華丼の具を凍結した実験結果では、熱々の状態からでも、クックフリーズまでスピーディーに到達。菌が繁殖しやすい温度帯(60℃~10℃)を素早く通過するので、より衛生的に食品を冷凍することができます。
※2021年7月時点、公式サイトより(https://www.technican.co.jp/product-info/tomin/)
冷凍するスピードが遅いと、食品に含まれる水分が結晶化し、みるみるうちに膨張します。食材の細胞が20ミクロン程度であるのに対し、氷結晶のサイズが細胞よりも大きくなると、細胞膜や細胞壁などを傷つけ、解凍時にそこからドリップが流れ出てしまいます。凍眠を使って冷凍した場合、最大氷結晶生成帯をスピーディーに通過するため、氷結晶は約5ミクロンに抑えられます。鮮度、味、見栄え、歩留まりにおいて驚きの鮮度を実現することが可能です。
社名 | 株式会社テクニカン |
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本社所在地 | 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-16 |
電話番号 | 045-948-4855 |
テストルーム 所在地 |
※公式HPに記載なし(出張テストサービス有り) |
急速冷凍機は大きく分けて以下の4つがあります。
空気で冷やすタイプ
パウチした食材を液体で冷やすタイプ
カットした食材を金属に挟み込んで冷やすタイプ
超低温で沸騰させた液化ガスで冷やすタイプ
上記4タイプのなかでおすすめしたいのが、エアブラスト式またはブライン式です。
一般的な冷凍タイプであり、今回調査した27社もこの2種類をメインで扱う会社がほとんどでした(エアブラスト式が11社、ブライン式が13社)。
液化ガスなどに比べれば、コストを抑えられる傾向にもあります。
この2種類をメインで扱う会社のうち、新規購入者におすすめの3メーカーを目的別にピックアップしてみました。
参考にしてみてください。(2021年7月12日調査時点)
数ある急速冷凍機のなかでも「おいしさを重視したい(=品質)」「冷凍のスピードを重視したい(=速度)」「冷凍のボリュームを重視した(=量)」という3つのニーズごとに、それぞれに合った急速冷凍機メーカーをご紹介します(2021年7月12日調査時点)。
冷凍機一体型、バッチタイプ、コンベヤータイプなど、豊富なラインナップで、用途に合わせて機械を選ぶことができます。生鮮品から調理品まで幅広い食品の冷凍が可能。今まで冷凍が不可能とされていた食品も、品質を維持しながら冷凍することができます。また、焼きたて・揚げたての高温食品もそのまま投入できるため 、予冷の手間を削減できる上、衛生管理がしやすく、HACCPへの対応も可能です。
独自の非貫流熱交換方式(ACVCS)システムを搭載しており、フィンコイルに風を戻さず多方向から立体的に冷風を当てることが可能。湿度を保った冷気で包み込むように冷凍することで、 解凍時のドリップの原因となる氷結晶の成長を防ぎ、凍結前と変わらない状態を保つことができます。鮮魚やフルーツのほか、今まで冷凍が不可能とされていた食品も、品質を維持した状態で急速冷凍が可能です。
冷却器に霜が付きにくい構造なので、霜取りの回数が少なくて済む上、長時間の連続運転が可能。霜取り作業後はどうしても庫内の温度が高くなってしまうため、冷凍機に負荷がかかりランニングコストがかさみますが、霜取り回数が少なければ、庫内温度が保たれ効率よく冷却することができます。また、着霜による冷却能力低下は圧縮機の故障にもつながりやすいため、着霜を減らすことで修理代・メンテナンス代の削減も行えます。
社名 | 株式会社コガサン(旧:古賀産業株式会社) |
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本社所在地 | 山口県下関市彦島迫町1-4-10 |
電話番号 | 083-267-2811 |
テストルーム 所在地 |
山口県下関市彦島迫町1-4-10 |
-35℃に冷却したアルコール液の中に、真空・脱気包装された食品を浸けるだけで急速凍結をすることが可能です。食品中の水分が凍結しやすい温度(最大氷結晶生成帯)間をスピーディーに通過するため、細胞内で氷結晶の成長を抑えられ、細胞破壊を防ぎ、鮮度を維持したまま高品質の冷凍をすることができます。解凍後もおいしさが落ちないので、おうち時間を彩る弁当や総菜、ラーメンセットなどの冷凍にもおすすめです。
限られた厨房スペースに置けるコンパクトサイズが魅力の「RF-1」をはじめ、昇降装置付きの「RF-10L」、4種類の中型機、「大型機」「連続式」「ホイスト式」といった特注機まで、充実したラインナップが魅力です。さらに使い勝手を良くしたい方には、長年のノウハウでオーダーメイドにも対応。美観・精度・耐久性やコストダウンなど、国内工場での一貫生産体制で、ニーズに柔軟に応えてくれます。
これまで液体凍結を利用してきた方はもちろん、液体凍結が初めての方のために、自社テストルームで凍結テストサービスを実施しています。液体凍結機だけでなく、過熱水蒸気調理器やボイル槽、炙り機などの自社製品やその他の調理器が揃っており、実際にその場で調理して冷凍サンプルを確認することが可能。「遠くて足を運べない!」という方には、テストしたい食品を送付すれば凍結して返送してくれます。また、機器のレンタルサービスも行っています。
社名 | 米田工機株式会社 |
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本社所在地 | 兵庫県神戸市西区見津が丘1-3-1 |
電話番号 | 078-994-2900 |
テストルーム 所在地 |
兵庫県神戸市西区見津が丘1-3-1 |
1.5㎏〜2.0㎏/hの「凍眠ミニ」をはじめ、最大560㎏/hの「TLB-2」まで、凍結能力によって選べるラインナップが豊富です。中でも「凍眠ミニ」は、セントラルキッチンを持たない飲食店向けにデザインされた液体凍結機で、約50cm四方のコンパクトサイズが特徴。100V電源で使用できるので、 まずは手軽に始めてみたい方、ECサイトでの販売をスタートしたい飲食店などにおすすめです。
熱伝達の早い液体を媒介にした凍結法で、素早く凍結が可能です。魚や肉の細胞内水分をほぼ原形のまま凍結できるうえ、解凍時にドリップがほとんど発生しないなど、驚きの鮮度を実現。生野菜や鮮魚など、これまで「冷凍すると品質が低下する」とされていた商品も冷凍可能です。また、長期保存ができるため、生食用食材でも年間を通した出荷を行うことができます。
小さなスペースで効率的に凍結できるので、厨房内や工場内スペースを有効に活用することができます。しかも、商品1㎏に対してかかるランニングコストはわずか数円。サーモスタット方式により温度設定を行うことで、自動的に冷凍機が止まり、ムダな電気代もかかりません。高額なコストがかかる窒素ガスや、超低温凍結庫以上の品質を、低コストで実現することが可能です。
社名 | 株式会社テクニカン |
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本社所在地 | 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-16 |
電話番号 | 045-948-4855 |
テストルーム 所在地 |
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-16 |
超高品質冷凍とランニングコスト削減を実現する「3Dフリーザー」で知られる会社です。食品を乾燥させず品質を維持したままの冷凍を短時間で実現。高品質な製品づくりにこだわるメーカーなどから高く支持されています。
トンネルフリーザーのパイオニア的存在として、国内で多くのシェアを誇っています。オーダーメイドで、長年のノウハウをもとにお客様のニーズに合わせたプランを提案。日本各地・業界問わず、海外への納入事例も豊富です。
食品の鮮度と品質を維持するプロトン凍結機の製造・販売を行っています。添加物を使用しなくても「採りたて、つくりたての美味しさ」を実現。技術を持ったエンジニア集団が、設備の積算、工事、管理、保守までトータルにサポートしてくれます。
超急速凍結機「リ・ジョイスフリーザー」をはじめ、さまざまな食品の冷凍・冷却・加熱機器を設計・製造・販売。長年、オーダーメイド製品を造り上げてきた実績と、国内自社工場での設計・製造による柔軟な仕様対応力が強みです。
「冷凍食品はおいしくない」というイメージを払拭すべく、液体凍結機「凍眠」を開発・製造。2019年からは、食品卸の大手である伊藤忠食品との業務提携により、冷凍食品ブランド「凍眠市場(とうみんいちば)」も運営しています。
新潟県柏崎市を拠点に、液体凍結機ハヤブサとリセラを開発・販売している専門メーカーです。特に小型凍結機に力を入れており、スターリングクーラーを使用することで小型軽量、低消費電力化を実現しています。
神戸市を拠点に、食品保存技術の開発を行う企業です。独自のデパックシステム(高電圧静電誘導)による「細胞保護・酸化抑制・氷点低下」機能を応用した、冷凍機、解凍機、保鮮機及びフライヤーなどを開発・販売しています。
大阪市東住吉区を拠点に、国内外で事業を展開。-30℃に冷やした専用の冷凍液に食材を浸すことで、凍結前の鮮度・味・見栄えを保ちながら製品を凍結できる急速液体凍結機「ラピッドフリーザー」の開発・販売も行っています。
横浜市を拠点に、超高速凍結機ZER0-03やナトリウム除去装置の開発・販売、経営コンサルタント業務などを行っています。超高速凍結機ZER0-03は新技術を取り入れたブライン式で、高品質&スピード凍結を実現しています。
1926年(大正15年)創業の老舗電機メーカーです。技術を活かし、さまざまな分野で技術を活かしたオンリーワンの製品を開発。「ちょっと難しいけど、奥井電機へ行ったら何とかしてくれるだろう」と頼られる企業を目指しています。
県内外で導入実績があるシリーズを改良し、新モデルとして開発した急速冷凍機Fimbul(フィンブル)の設置販売を行っています。購入前には冷凍実験を行い、適切な凍結状態を見極めた上で提案してくれるので安心です。
コインランドリー向けの業務用クリーニング機器や、卓上型の真空包装機トスパックなどを製造・販売しています。急速冷凍機では「凍眠ミニ TM-01」を販売。-30℃のアルコール液で、製品を急速に凍結することが可能です。
冷凍・冷蔵装置、環境試験装置等の設計・製造から販売、点検、修理までを一貫して行っている製造メーカーです。ライフサイエンス分野や医療業界を中心に、幅広い分野で低温環境の構築や温度管理機器の提案・製造を行っています。
プロの厨房から家庭用キッチンまで、多彩な機器を扱う、食品加工機器・厨房機器の総合販売商社です。海外製品も多く扱っており、急速冷凍機では、フランスのメーカー・Hengel(エンジェル)のショックフリーザーを販売しています。
西日本全域で豊富な実績を持つ、低温機器のスペシャリスト集団です。設備調査から設計施工、改善提案、保守管理やメンテナンスまで、長年培ったノウハウできめ細かく対応。顧客のニーズに迅速に応えられる体制を整えています。
スーパーマーケット、飲食店、コンビニなどへ業務用機器を販売する、冷熱機器の総合メーカーです。「より迅速に、より的確に」をモットーに、全国に拠点を展開。開発・製造・販売・保守まで、一貫したシステムで業務展開を行っています。
埼玉県川越市を拠点に、-60℃という超低温の液体で凍結させるリキッドフリーザー「フードタイムマシン」を開発・販売しています。ラインナップはサイズの異なる3種類。同機械に用いる不凍液も販売しています。
適切で効果的な技術に基づき、さまざまな分野の機械装置の防音対策を行っている、防音システムのプロフェッショナル。環境のユートピアを目指し、幅広いニーズに応えています。また、超高速冷凍機ZERO-03の販売も行っています。
炭酸事業、産業ガス事業、産業機材事業などを手がける「産業ガスの総合メーカー」です。液体窒素を直接食品にスプレーすることで凍結させる、超急速冷凍装置「BOX FREEZER」「TUNNEL FREEZER」の販売も行っています。
オランダに本社を置く冷凍庫メーカー「KOMA社」の日本法人として、業務用急速冷凍庫の他、さまざまな食品機械の輸出入及び販売・据付工事・修理メンテナンスを行っています。店舗設計の企画提案・システム設計等にも対応してくれます。
新潟を拠点に、フランスのメーカーHengel(エンジェル)のショックフリーザーを販売しています。高い冷却力でお菓子の鮮度を保てることから、日本でも数多くの洋菓子・和菓子店で導入されています。
素材の風味や香りを損なわずに急速冷凍する「CASデュアル・フリージング・システム」の開発・販売を行っています。信頼と有効性が国内外で認められ、一次産業や食品加工分野はもちろん、医学分野への活用も進められています。
2004年に、産業ガス国内大手2社が合併して誕生した会社です。産業に不可欠な産業ガスの主要メーカーとして、国内外で事業を展開。液化窒素式食品凍結装置「Bistranza-FZシリーズ」の販売も行っています。
東京都江東区を拠点に、国内外に拠点を展開する総合機械製造企業です。省エネシステム、ノンフロン化と省エネを同時に実現させる産業用冷凍機を始め、各種ガスコンプレッサーや周辺機器、食品加工機械などを製造・販売しています。
「当たり前の毎日」を支える「冷やす技術」で、食のインフラを支える老舗機械メーカーです。ショーケースや製氷機、また、病院や研究室で使用されるインキュベーターや血液保冷庫などを開発・販売しています。
製氷機や冷蔵庫をはじめとしたフードサービス機器のリーディングカンパニーです。各種機器の開発・製造・販売から地域に密着したアフターサービスまでをトータルに手掛け、さまざまな分野から「食」をサポートしています。
急速冷凍装置、冷水装置、トレー供給装置、食品機械、製麺設備、省力化機器を製造・販売しています。あらゆる自動化機械や製造・輸送機械等を、食品工場に合わせて設計・制作。食品の冷凍前の鮮度や美味しさを保つことができる、急速凍結装置を作っています。
冷凍・空調・厨房・エコエネルギー設備に対するシステム提案から施工・メンテナンスまでトータルで対応し、24時間365日フルサポート。直営の工事システムで施工し、完成後は万全のメンテナンスを実施するなど、総合力に優れています。省エネに大きく貢献する「AHTプラグインショーケース」、凍結時間の短縮・乾燥の抑制に成功した「3Dフリーザー」、劣化を防ぎ鮮度が長持ちする「無風冷凍庫」の3種類の冷凍庫を販売しています。
お客様ファースト・全社一丸をモットーに、世界中から先進的調理機器や食品加工機器の輸入販売を行っています。世界中のあらゆるニュー・テクノロジーと、食のトレンド情報を収集し、あらゆる食品業界の方の役に立つように努めています。
北海道に本社を置くエーシー・フードテックは、食品機械の製造・販売、中古食品機械の整備・販売、食品加工・製造ラインの設計などをしている企業です。自信作である「ゴンドラ連続式液体凍結装置SF-1160H」は、迅速に大容量の凍結を、コストを抑えて行うことができる急速冷凍機です。
東京都に本社を置く大有Techは、業務用急速液体冷凍機の製造・販売をしている企業です。企業で必要になる規模や用途を考慮して製作するオーダーメイド方式を採用し、迅速な凍結技術の解凍機を作っています。
東京都に本社を置くデイブレイクは、急速冷凍機の開発・製造に力を入れている企業です。食材の細胞を壊さず、新鮮さを保ちながら冷凍する技術である「特殊冷凍ソリューション」でフードロスの削減や人手不足の解消といった現代の課題に貢献しています。
急速冷凍機の種類は大きく分けてエアブラスト式、ブライン式、液化ガス式、コンタクト式の4つです。それぞれの特徴をまとめてみました。
気体冷却式とも呼ばれるように、冷たい空気で食品を冷凍するシステムです。機械の設計によって「バッチ式」「トンネルフリーザー」「スパイラルフリーザー」「IQFフリーザー」などに分けられます。-70℃~-35℃程度と温度設定が可能で、さまざまな食品を冷凍できる万能フリーザーと呼ばれています。
冷やしたアルコールや塩水などの液体に、包装した食品を漬け込むことで急速冷凍する機械です。熱伝達のよい液体によって、効率よくスピーディーに冷凍できるのがポイント。液体が直接食品に触れないようにパウチ加工する必要があり、隙間なくパウチできない食品はブライン冷凍に向いていません。
液化窒素や液化炭酸ガスなど、超低温の液化ガスを食品に吹きつけ、冷凍する機械です。液化窒素なら-196℃、液化炭酸ガスの場合は-78.5 ℃、液化窒素は-196℃の気体を吹き付けるため、超高速で品質を保ったままの冷凍が可能。ただし、エアブラスト冷凍機やブライン冷凍機と比べてランニングコストがかかります。
金属の冷却板で食品を挟み込んで急速冷凍する機械です。内部に-40~-30℃の冷却物質を流した金属板で挟み、加圧するため、食品と冷却版がぴったり密着して効率よく冷凍が行えます。成型も行えるので、食肉やすり身の冷凍などに多く用いられています。
「自社の商品を優れた冷凍機で冷凍したい」と思っても、一体どの方法が適しているのか分からない!という方が多いのでは?
ここでは、肉・肉加工、魚・魚加工、菓子・ケーキ、パン、惣菜、それぞれの食品におすすめの急速冷凍機をご紹介します。
肉・肉加工に使用する急速冷凍機をお探しの方へ、実際に急速冷凍機を導入している企業・工場の事例をまとめました。エアブラスト式では3Dフリーザー(KOGASUN(旧:古賀産業))、プロトン凍結(菱豊フリーズシステムズ)、トンネルフリーザー(タカハシガリレイ)を、ライン式ではリジョイスフリーザー(米田工機)、凍眠(テクニカン)、それぞれのメーカーの事例をピックアップしていますので、ぜひ参考にして下さい。
魚・魚加工で急速冷凍機を活用している企業・工場の事例を5例ご紹介します。 エアブラスト式では3Dフリーザー(KOGASUN(旧:古賀産業))、プロトン凍結(菱豊フリーズシステムズ)、トンネルフリーザー(タカハシガリレイ)を、ブライン式ではリジョイスフリーザー(米田工機)、凍眠(テクニカン)をピックアップ。各公式サイトで紹介されている導入事例をまとめました
菓子・ケーキの製造工場・ショップで急速冷凍機をお探しなら、すでに導入している事例をチェックしてみましょう。ここでは、3Dフリーザー(KOGASUN(旧:古賀産業))、トンネルフリーザー(タカハシガリレイ)などそれぞれの導入事例をピックアップしています。ぜひ参考にして、満足できる冷凍機を選択しましょう。
パンの製造工場・ショップで急速冷凍機を導入している事例を3つピックアップしました。同じ食材で導入されているフリーザーなら安心感があり、導入後の活用イメージもしやすいです。KOGASUN(旧:古賀産業)の3Dフリーザー、タカハシガリレイのトンネルフリーザー、FMIのIRINOXについて、導入事例などをご紹介します。
一口にお総菜と言っても、業種やお店によって何を冷凍するかは多種多様です。だからこそ、自社の工場や製品に合った冷凍機を探すなら導入事例を参照しましょう。ここでは、冷凍ずしに活用されているプロトン凍結(菱豊フリーズシステムズ)をはじめ、牡蠣を使ったお好み焼きの冷凍を行っている3Dフリーザー(KOGASUN(旧:古賀産業))など、5つの事例をご紹介しています。
食品を扱う業種には多種多様なものがあり、食材や業務形態によって抱える悩み・課題も異なります。
ここでは冷凍食品を扱う企業別の課題をピックアップし、それぞれに対して、急速冷凍機のはたらきがどのように寄与するかを解説しています。
飲食店にとって細心の注意を払わなければならないのが食中毒でしょう。そのための衛生管理の徹底や、食材の長期保存の方法、更に冷凍食材の解凍による栄養素の劣化など、料理を提供する飲食店ならではの食材に関する悩みがあるようです。
工場などで日々多くの製品を製造している食品メーカーでは、食品を製造するための食材をできるだけ無駄にしないよう、適切な在庫の管理が必要になります。その他、作業効率のアップや消費者が求めやすい値段での食品提供など様々な課題が挙げられます。
スーパーやデパートなどの小売店にとって、手作り惣菜などお客様に飽きられないための商品開発とそれに伴う食材の仕入れや管理、さらに売れ残ってしまった食材や商品の廃棄ロスなども取り組むべき大きな課題です。急速冷凍ではこれらの課題へどのようにアプローチできるのでしょうか。
輸入・輸出業者にとって、食材の輸送コストと長期間の輸送によって品質が低下したり傷んだりしてしまうリスクが主な課題と考えられます。ここではコールドチェーン(低温物流)がこうした課題を如何に解決できるかにも触れています。
「鮮度が命」とさえ言われる魚介類は他の食材に比べて傷みやすく、鮮度の維持が大きな課題。加えて流通の拡大が難しいことや、総水揚げ量の約3割が「未利用魚」として処理されている実情など、水産業者・漁協が抱える食材の悩みをまとめています。
「冷凍機の選び方が分からない」「冷却効果に不安を感じる」など、さまざまな不安や疑問を抱える方へ、
機械を選ぶ前に知っておきたい急速冷凍機の基礎知識をご紹介します。
補助金や耐用年数などもしっかり知った上で、後悔のない冷凍機選びをしてください。
その名の通り「食品を急速に冷凍させる」急速冷凍機。近年、技術の進歩によって旨みや風味をそのまま維持した凍結が可能になり、食品業界で注目を集めています。ここでは、急速冷凍庫のしくみや活用されている場面、導入のメリット、急速冷凍機の種類など、急速冷凍庫のキホンを分かりやすくご紹介します。急速冷凍機を選ぶ前に、ぜひチェックして下さい。
急速冷凍機を導入する際にぜひ活用して欲しいのが、「ものづくり補助金」です。これは中小企業が新しいサービスや試作品の開発、生産プロセスの改善を行うための設備投資の費用等を、最大2/3(上限1,000万円)まで国が補助してくれるという制度です。ここでは、ものづくり補助金について、内容や補助を受けるための条件、採択率を上げる方法などを解説します。
国税庁が公表している機器や設備、備品などについての「耐用年数一覧」によると、急速冷凍機の耐用年数はおよそ6年です。ですが、実際のところ、機械としての寿命は10年と言われています。耐用年数を伸ばすには急速冷凍機の使用法を正しく守ることと、保守メンテナンスなど日々の配慮が大切です。ここでは急速冷凍機の耐用年数と、少しでも長く快適に使うためのコツについてご紹介します。
急速冷凍機には冷気で食品を凍結する「エアブラスト冷凍機」をはじめ、液体につけ込んで凍結する「ブライン凍結機」、液体窒素や液体ガスを吹きかける「液化ガス冷凍機」、冷却した金属を食品に押し当てる「コンタクト冷凍機」などがあります。ここでは、こうした冷凍方式に新たな技術を加えた機械を「特殊急速冷凍機」と分類し、電磁波を使う特殊急速冷凍機のメーカー3社と3D構造の特殊急速冷凍機メーカー1社をご紹介します。
急速冷凍機は、購入のほかに短期レンタル・長期レンタルなどが利用できます。お試しで1週間以上または所定の日数分レンタルするプランもあり、1日単位での貸し出しが可能な場合もあります。ここでは急速冷凍機のレンタル形式やメリットのほか、レンタル期間が短いほどコストがかかることなどのデメリットも紹介しています。
小型の急速冷凍機とは、従来の大型タイプをよりコンパクトにしたものを指します。店舗のスペースが限られている飲食店や移動式キッチンカー、精肉・鮮魚店などさまざまな場所で活用できます。持ち運びもしやすい反面、一度にたくさんの食材が冷凍できない点に注意が必要です。ここでは小型の急速冷凍機のメリット・デメリットについて紹介します。
高い冷凍能力と低ランニングコストを両立する、KOGASUN(旧:古賀産業)の急速冷却冷凍装置「3Dフリーザー」の特徴や魅力、仕組みについてまとめました。「味や品質を保ったまま冷凍したい」「廃棄ロスを削減したい」「ランニングコストを抑えた機械が良い」という方は、ぜひチェックしてみて下さい。