ショックフリーザーを導入する際、自社の生産体制や厨房環境に合致した機器を選ぶための具体的な選定ポイントについて解説します。機器の目的や処理能力、電源設備の確認事項など、導入後に最大限のパフォーマンスを発揮させるための基準をまとめました。
機器を選定する前に、最低限確認しておくべき5つの必須項目を整理しました。
ショックフリーザーを選定する際のよくある失敗として、ブラストチラーとの混同が挙げられます。目的と異なる機器を導入すると、求める品質に届かず無駄な投資となる可能性があるため、両者の違いを正確に把握しておくことが不可欠です。
冷凍販売を目的としているのにもかかわらずブラストチラーで凍らせようとすると、凍結までに時間がかかり氷結晶が肥大化して細胞が破壊されます。結果として、解凍時に水分や旨味が流れ出てしまい、商品価値が大きく損なわれます。
そのため、「数日内に冷蔵で消費するならブラストチラー」「長期保存や冷凍販売を行うならショックフリーザー」と判断することが基本となります。現在では、1台で両方の機能を兼ね備えたブラストチラー&ショックフリーザーの複合型が主流となっているため、用途に合わせて切り替え可能なモデルを選ぶのが効果的です。
自社で一度に処理したい食材の総量から、必要な機器のサイズを絞り込みます。ホテルパンや天板の収納段数によって、以下のような選定基準が設けられます。
機器を選定する際は、「1日にトータルで何kg生産するか」という総量だけでなく、「最も忙しいピーク時に、1回の仕込みで何kg処理しなければならないか」を基準とし、少し余裕を持った容量のモデルを選択することがトラブルを防ぐコツです。
導入を決定する前に、厨房内で以下の条件を必ず確認する必要があります。
扱う商材や業態によって、適した機能や庫内仕様が異なります。
生地の水分蒸発を防ぎながら一気に凍結できる機能や、発酵後・焼き上げ後の温かい状態から直接冷凍庫へ入れられる高い冷却能力を持つモデルが適役です。また、製菓・製パン業界で標準的なフランス天板や六ツ取天板が、そのまま収納できる専用ラックを備えているかの確認が欠かせません。
ラーメンのスープ、肉料理、惣菜など、多品種小ロットの料理を効率よく凍結・ストックする用途がメインとなります。ホテルパン1/1サイズに対応し、デリケートな食材向けのソフト凍結と、急速に芯温を下げるハード凍結など、食材に応じたモード切り替えが可能な複合型モデルが重宝されます。
大量の調理や仕込みを行うため、スチームコンベクションオーブン等で加熱したホテルパンを、ラックカートに載せたまま庫内に運び込めるカートインタイプが向いています。また、前後の扉を活用して加熱エリアと冷却・包装エリアを分け、交差汚染を防止できるパススルータイプを選択することで、より高度な衛生管理体制を構築できます。
自社の厨房環境や求める処理量に合わせて、具体的な製品仕様を比較検討することが機器選びの近道です。以下のメーカー・製品一覧もあわせて、比較・検討の材料としてご活用ください。
ショックフリーザーの選定では、求める処理能力と収納数、ブラストチラー機能の必要性などを事前に明確にしておくことが重要です。また、導入前には厨房の設置スペースや搬入経路、電源設備を入念に確認しなければなりません。業種や商材ごとの最適な選び方を基準に、自社の生産効率向上とフードロス削減、新規事業展開に貢献する適切な1台を見極めてください。
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| 製品名 | 3Dフリーザー (KOGASUN(旧:古賀産業)) |
プロトン凍結 (菱豊フリーズシステムズ) |
トンネルフリーザー (タカハシガリレイ) |
リジョイスフリーザー (米田工機) |
凍眠 (テクニカン) |
|---|---|---|---|---|---|
| 問い合わせ先 |
![]() 引用元HP:KOGASUN(旧:古賀産業) 公式 |
引用元HP:菱豊フリーズシステムズ 公式 |
引用元HP:タカハシガリレイ 公式 |
![]() 引用元HP:米田工機 公式 |
引用元HP:テクニカン 公式 |
| 冷凍能力 | 8~500㎏/1時間 | 3~300kg/1時間 | ※WEB上に情報なし | 1.5~100㎏/1時間 | 15~650kg/1時間 |
| 導入事例 | 41件 | 10件 | 17件 | 28件 | 22件 |
| 設立 | 1969年 | 1999年 | 1960年 | 1973年 | 1988年 |
| 事例ありの 冷凍可能な食材 |
魚・魚加工/肉・肉加工/菓子/惣菜/パン/麺 | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜 | 魚・魚加工/肉・肉加工/パン | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 | 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 |
選定基準:2024年11月12日時点Google検索で100位まで検索した急速冷凍機26社のうち導入事例が多いメーカー5社をピックアップしました。