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トンネルフリーザーの選び方と導入前のチェックポイント

トンネルフリーザーの導入にあたり、自社の生産ラインに合致した機器をどのように選定すべきか、具体的な基準を解説します。目標とする生産量や工場のレイアウト、扱う食材の特性など、導入前に確認しておくべき重要なポイントをまとめました。

トンネルフリーザー選びで確認すべき3つのポイント

トンネルフリーザーを選定する際は、単にメーカーやカタログ上の価格を比較する前に、以下の3点について自社の生産要件とすり合わせを行うことが重要です。

処理量と設置スペースのバランス

トンネルフリーザー選定の基本となるのが、「1時間あたりにどれくらいの量を凍結させたいか(kg/h)」という目標処理量の算出です。処理量が増えるほど、コンベアの幅を広げるか、トンネルの全長を長くして、食品が庫内に滞在する冷却時間をしっかりと確保する必要があります。

また、目標処理量を満たす設備の全長が、既存の工場レイアウトに直線で収まるかどうかの検証も不可欠です。直線距離の確保が難しい場合は、後述する「スパイラル式」など、縦の空間を活かした構造のフリーザーを選択肢に入れる必要があります。

食品に合わせた凍結スピードと風量制御

トンネルフリーザーは食品に対して強力な冷風を当てて急速凍結を行いますが、単に風が強ければ良いわけではありません。米飯や薄切り肉、ハンバーグといった水分の多い食品に強風を当てすぎると、表面の水分が過剰に奪われて乾燥を引き起こします。結果として、商品の目減りや品質の劣化につながる恐れがあります。

これを防ぐためには、扱う食材の厚みや水分量、表面積に応じて、風量や風向きを細かくインバーター制御できる機種かどうかが重要です。導入前には必ずテストキッチン等で実機を用いた凍結テストを行い、解凍後のドリップ量や乾燥状態、食感の変化を確認することが求められます。

毎日の洗浄性と保守性

コンベアに食品を直接載せて連続稼働させるトンネルフリーザーでは、日々の清掃のしやすさ(サニタリー性)がHACCPなどの衛生管理基準をクリアする上で欠かせません。庫内の構造が入り組んでいると食品残渣が溜まりやすく、菌の温床となります。

選定時には、庫内の床面やコンベアベルトが水洗いしやすいフルオープン構造になっているかを確認します。近年では、ボタン操作一つで庫内の自動洗浄から乾燥までを行う定置洗浄機能を搭載したモデルも普及しており、清掃にかかる人件費や作業負担の削減が期待できます。

自社の用途に合わせた凍結方式・種類の選び方

食材のくっつきを防ぐならバラ凍結特化型を選ぶ

エビなどの魚介類やカット野菜、ピラフ、ショートパスタなどを、一つひとつバラバラの状態で凍結させたい場合は、IQF(個別急速冷凍)に特化したコンベアや送風システムを備えたトンネルフリーザーが適しています。

このタイプは、コンベア自体に振動を与えたり、下部から強力な冷風を吹き上げて食品を浮遊させたりすることで、食材同士がくっついて塊になるのを防ぎます。計量や袋詰めといった後工程の自動化・効率化にも直結する重要な機能です。

直線の設置スペースが足りない場合は「スパイラル式」を選ぶ

工場のレイアウト上、十分な直線距離を確保できないケースも多々あります。直線で10メートル以上のトンネルを設置するのが難しいといった環境では、直線型ではなくスパイラルフリーザー(螺旋式)が有力な候補となります。

スパイラル式は、コンベアがタワー状に螺旋を描きながら上または下へと移動する構造を持つため、縦の空間を最大限に活用できる点が大きな特徴です。限られた設置面積であっても、直線型と同等以上の滞空時間を確保でき、大量処理や連続生産を実現します。

【サイズ別】トンネルフリーザーのメーカー・製品一覧

自社の生産体制や工場のレイアウト、求める処理量に合わせて、具体的な製品仕様を比較検討することが、最適な機器選びへの近道です。以下のメーカー・製品一覧もあわせて、比較・検討の材料としてご活用ください。

小型トンネルフリーザーのメーカー・製品一覧はこちら

大型トンネルフリーザーのメーカー・製品一覧はこちら

まとめ

トンネルフリーザーの選定方法について解説しました。導入の際は、単なる本体価格の比較だけでなく、処理量と設置スペースのバランス、食材特性に合わせた凍結スピード・風量制御、毎日の洗浄性・保守性という3つの要件を事前にすり合わせることが重要です。

直線のレイアウト確保が難しい場合はスパイラル式を検討するなど、自社の生産条件に最適な冷却方式と構造を持つフリーザーを選定してください。

PICK UP
導⼊実例ありの
急速冷凍機5

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製品名 3Dフリーザー
(KOGASUN(旧:古賀産業))
プロトン凍結
(菱豊フリーズシステムズ)
トンネルフリーザー
(タカハシガリレイ)
リジョイスフリーザー
(米田工機)
凍眠
(テクニカン)
問い合わせ先
KOGASUN(旧:古賀産業)

引用元HP:KOGASUN(旧:古賀産業) 公式
https://kogasun.com/

公式HP

菱豊フリーズシステムズ

引用元HP:菱豊フリーズシステムズ 公式
http://www.proton-group.net/top/

公式HP

タカハシガリレイ

引用元HP:タカハシガリレイ 公式
https://www.galilei-tm.co.jp/

公式HP

米田工機

引用元HP:米田工機 公式
https://kyusokureitoki.jp/

公式HP

テクニカン

引用元HP:テクニカン 公式
https://www.technican.co.jp/product-info/tomin/

公式HP

冷凍能力 8~500㎏/1時間 3~300kg/1時間 ※WEB上に情報なし 1.5~100㎏/1時間 15~650kg/1時間
導入事例 41件 10件 17件 28件 22件
設立 1969年 1999年 1960年 1973年 1988年
事例ありの
冷凍可能な食材
魚・魚加工/肉・肉加工/菓子/惣菜/パン/麺 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜 魚・魚加工/肉・肉加工/パン 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺

選定基準:2024年11月12日時点Google検索で100位まで検索した急速冷凍機26社のうち導入事例が多いメーカー5社をピックアップしました。