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スパイラルフリーザーの構造

限られたスペースでも大量の連続凍結が可能となるスパイラルフリーザー。ここでは、スパイラルフリーザーの構造や仕組み、注意点やトンネルフリーザーとの違いについて紹介します。

スパイラルフリーザーとは?省スペースな冷却装置

スパイラルフリーザーの基本的な意味

スパイラルフリーザーは、垂直なドラムの周りにベルトコンベアをらせん状に巻き付け、縦方向に食品を連続して移動させながら冷却、冷凍する産業用装置です。狭い設置面積でも高さがあれば設置できます。

-40℃程度の強力な冷風を当てて、食品を芯までムラなく素早く凍結することができます、食品工場、水産加工場、冷凍食品メーカ、総菜工場など様々な工場で使用可能で、ラインを止めずに連続凍結で生産効率を高めます。

コンベアをらせん状に配置した構造・仕組み

スパイラルフリーザーは、垂直に設置したドラムにベルトコンベアをらせん状に巻き付けて縦方向に積み上げることで、垂直方向に長い搬送距離を確保したものです。スパイラルフリーザーの駆動システムにはドラム駆動式とダイレクト駆動式があります。中央にドラムを設置してそのドラムをモーターで回転させるのがスパイラルフリーザーの一般的な構造ですが、最近では中央のドラムを使わずにコンベアベルトの端やスパイラルタワーのフレームでモーターが直接ベルトを駆動させるダイレクト駆動式の採用も進んでいます。

内部に冷媒が流れるパイプがあり、取り付けたフィンが庫内の空気熱を奪って冷気を作り出しています。作られた冷機は庫内の送風ファンで製品に吹き付けており、水平に冷風を吹き付ける構造や垂直に冷風を吹き付ける構造など、製品の形状や熱量などに応じて設計することでムラなく急速冷凍することができます。

スパイラルフリーザーを導入する3つのメリット

限られた床面積で大量生産が可能

スパイラルフリーザーはらせん状に縦に伸びる構造になっているため、限られた床面積でも長い搬送経路を確保できます。これにより長時間の連続凍結ラインを確保し、連続的・効率的に急速冷凍して生産規模が拡大できます。

省スペースでの設置が可能であるため、既存のレイアウトを大きく変更することなく冷凍ラインが導入できます

冷却・凍結に時間がかかる食品も対応

スパイラルフリーザーは冷気をムラなく送ることで食品を短時間で均一に冷却・凍結できるため幅広い種類の食品の冷凍に対応することができます。長いコンベアを移動して十分な凍結時間を確保できるため、ハンバーグやコロッケなどの厚みのある惣菜、パン生地、水産加工品などじっくり芯まで冷やす必要がある食品に向いています。

また、汎用性が高いため大量生産だけでなく多品種少量生産にも対応できます。1台のスパイラルフリーザーで多くの冷凍食品をカバーできる点もメリットとなるでしょう。

工場レイアウトに合わせた柔軟な設計

スパイラルフリーザーは既存の生産ラインや工場レイアウトに組み込みやすいのもメリットです。製品の投入口と取り出し口の位置や高さを自由に設計できるため、前後の生産設備とスムーズに接続できます。

また、対象となる製品の生産量やサイズ、トレー・包装の有無に合わせてベルトの幅や段数、コンベアレイアウト、エアーフロー方式などをカスタマイズすることもできます。

導入前に確認!スパイラルフリーザーの注意点

構造が複雑なため洗浄・メンテナンスが負担に

スパイラルフリーザーはらせん状の立体構造になっているため毎日の洗浄や点検、メンテナンスなどに手間や時間がかかり作業員の負担になってしまいます。ベルトの裏側や駆動部などは汚れがたまりやすい部分ですが目や手が届きづらい点でもあります。冷気を循環させるための送風ダクト内部の洗浄も負荷が大きい作業です。コンベアベルトの摩耗や蛇行が発生したときも、ベルトの交換作業や調整に時間・手間がかかってしまいます。

初期費用が高く、高い天井高が必要

スパイラルフリーザーは構造が複雑であることから、装置自体の価格が高価になりやすく初期導入コストが上がってしまいます。初期費用だけを見るのではなく、総所有コストで長期的な視点で判断することが大切です。

また、縦に伸びる構造となっているため導入するためには十分な天井の高さが求められます。天井の高さが限られてしまうと導入は難しいでしょう。

スパイラルフリーザーとトンネルフリーザーの違い

構造とスペースの違い

スパイラルフリーザーはらせん状に垂直方向に巻き上がる立体的な構造になっていますが、トンネルフリーザーは直線的で平面的な構造になっていて長さが必要です。

スパイラルフリーザーは天井高があれば省スペースで設置できますが、トンネルフリーザーは直線スペースが必要となるため広い床面積が求められます。

メンテナンス性やコストを重視するならトンネル型も有力

スパイラルフリーザーは構造が複雑でメンテナンスも手間や時間がかかりますが、トンネルフリーザーは構造がシンプルで初期コストが抑えられるだけでなく毎日の洗浄やメンテナンスの負担も軽くなります

また、トンネルフリーザーは直線的な強い冷気を製品に直接吹き付けるため、バラバラの状態で食材を凍結させるIQFに強みを持っています。ひき肉、カット野菜などのバラ凍結を行う会社はトンネルフリーザーの検討も視野に入れると良いでしょう。

自社に最適な業務用急速冷凍機を見つけるために

スパイラルフリーザーとトンネルフリーザーのどちらが自社に向いているかについては、工場のレイアウトや取り扱っている食品によって変わります。自社に合う急速冷凍機を見つけるために、複数メーカーの製品仕様を比較検討することが大切です。こちらのサイトでは、トンネルフリーザーのメーカーや製品などを一覧で紹介しています。様々な製品を比較して検討してみてください。

トンネルフリーザーのメーカー・製品一覧はこちら

まとめ

スパイラルフリーザーは、垂直なドラムにベルトコンベアをらせん状に巻き付けて食品を長い距離搬送する急速冷凍装置です。縦の空間を生かすために狭い床面積で大量生産ができ、長い移動距離で凍結に時間がかかる食品にも対応できますが、複雑な立体構造で清掃・メンテナンス負担が大きくなる点に注意が必要です。

急速冷凍機を選ぶときは自社の課題を整理して自社に合う機器を選定することが大切です。メーカーに相談し、見積もりを取って検討を進めていくようにしましょう。

PICK UP
導⼊実例ありの
急速冷凍機5

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製品名 3Dフリーザー
(KOGASUN(旧:古賀産業))
プロトン凍結
(菱豊フリーズシステムズ)
トンネルフリーザー
(タカハシガリレイ)
リジョイスフリーザー
(米田工機)
凍眠
(テクニカン)
問い合わせ先
KOGASUN(旧:古賀産業)

引用元HP:KOGASUN(旧:古賀産業) 公式
https://kogasun.com/

公式HP

菱豊フリーズシステムズ

引用元HP:菱豊フリーズシステムズ 公式
http://www.proton-group.net/top/

公式HP

タカハシガリレイ

引用元HP:タカハシガリレイ 公式
https://www.galilei-tm.co.jp/

公式HP

米田工機

引用元HP:米田工機 公式
https://kyusokureitoki.jp/

公式HP

テクニカン

引用元HP:テクニカン 公式
https://www.technican.co.jp/product-info/tomin/

公式HP

冷凍能力 8~500㎏/1時間 3~300kg/1時間 ※WEB上に情報なし 1.5~100㎏/1時間 15~650kg/1時間
導入事例 41件 10件 17件 28件 22件
設立 1969年 1999年 1960年 1973年 1988年
事例ありの
冷凍可能な食材
魚・魚加工/肉・肉加工/菓子/惣菜/パン/麺 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜 魚・魚加工/肉・肉加工/パン 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺 魚・魚加工/肉・肉加工/惣菜/麺

選定基準:2024年11月12日時点Google検索で100位まで検索した急速冷凍機26社のうち導入事例が多いメーカー5社をピックアップしました。